2018年7月16日月曜日

142.小値賀の鎮信鳥居・浜津神社

浜津神社(小値賀町浜津郷)
 小値賀町の道路の分岐点には、右左の矢印で行先の地名が良く表示されています。さらに良いことに、そこの地名も書き込まれていることです。自転車で島の道を地図を片手に一周しましたが、行った所の地名の表示は他では見ることはなく、非常に良く分かりました。自転車のスピードでは神社を見落とすことはなく、すぐに見つけ出せました。

 前から見ても

 裏から見ても完全に肥前型の鳥居です。しかし、笠木は2本継ぎ、貫と柱は1本ものです。ということで新しいもので江戸時代のものではなかろうと思い柱をよく見たら、明治20年の文字が確認できました。前回の前方郷唐見崎の若宮神社の鳥居もやはり同じ形ですから同年代のものでしょう。若宮神社の説明板には江戸時代のものだろうとのことでしたが、明治以降のものと思われます。
 鳥居のすぐ横に精米所があり、作業している年配の人に浜津神社について話を聞くことができました。近くにあった数社の神社を合祀してこの地に祭られたそうです。本殿前の鳥居は明治21年に建設された明神型のものでした。2年続けて石の鳥居を奉納するとは珍しいので聞いてみたら、昔はこの辺には大勢の人が住んでいたのだそうです。
 以前に小値賀では3基の鎮信鳥居を紹介しましたが、これで、合わせて5基の同型の鳥居を確認できました。今回の2基は郷土誌には紹介されてなかったので、気付きませんでしたが、江戸時代のものでないので、記載がなかったのではないでしょうか。

次回は小値賀町の六地蔵塔です









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