2018年4月30日月曜日

131.佐賀市の肥前狛犬8

八坂神社(佐賀市蓮池町)
 この神社の肥前狛犬も大きくて堂々としていて、しかも、狛犬奉納の記銘もありもあります。背中には延宝7年(1679)12月と今もなんとか読むことができます。ア・ウン1対2体です。




 肥前狛犬には台座がないといわれていますが、この2体には、台座らしいものがあります。しかし、1679年ということは、まさしく肥前狛犬のもっとも盛んがった頃です。前足と後ろ足が、繋がっていると思えばいいのです。
 他の肥前狛犬に比べると、表面の仕上げが非常に滑らかにできています。文字を刻むためにそうなったのではないでしょうか。

次回は佐賀市見島の八幡宮です









2018年4月23日月曜日

130.佐賀市の肥前狛犬7

太田神社の肥前狛犬(佐賀市諸富町)
 この神社の肥前狛犬は大きくて堂々としていて、盗まれる危険性はないので神社名を記します。




 ア・ウンの像がはっきり分かります。太り気味で、犬というよりはカバといった方がぴったりしそうです。

次回は佐賀市8です




2018年4月16日月曜日

129.佐賀市の肥前狛犬6

新北(にきた)神社(佐賀市諸富町)
 この神社には神主さんも常駐しておられ、肥前狛犬も大切に保存されています。樹齢2200年というご神木「ビャクシン」が龍の形をしています。

 この神社には、頭が取れたのも含めると、6体の肥前狛犬がありました。「肥前狛犬を学ぶ会」の現地見学会で60人ばかりの人たちと一緒に行き、写真を撮ってきました。

 見学者のためにわざわざ広場まで1対2体は出していただきました。上の写真では胴長短足のダックスフンドを思わせますが、前足を載せている台をはずして、真横にしても安定感はありそうです。

 こちらは前足が折れてなくなっているためか、手水鉢に立てかけてありました。

 これは神主さんの自宅の庭に置いてあります。

  これも台車に乗せられて広場まで連れてこられて、みんなの写真の的になりました。

 境内の隅にあるこれも、頭はないけど間違いなく肥前狛犬でしょう。


 この神社には、肥前鳥居もあります。


次回は佐賀市7(太田神社)です





2018年4月9日月曜日

128.佐賀市の肥前狛犬5

八幡宮(佐賀市嘉瀬町)
 ここは盗まれる心配がないので、神社名を公表できます。しかも、非常に変わった様子です。

 石祠の台座の前面左右に彫りこまれています。このようなものは初めて見ましたが、他では見られないそうです。それぞれを拡大すると、


 写真の写りが悪いのでわかりにくいですが、肥前狛犬の特徴をそっくり備えています。

次回は新北神社の肥前狛犬です




2018年4月2日月曜日

127.佐賀市の肥前狛犬4

佐賀市4
 ここも神社名を伏せます。肥前狛犬は1体だけです。


  
 かなり古いものですが、台座だけは新しい御影石に取り換えられています。ン像と思われます、古い由緒ある神社ですから、ア像もあったはずですが、現在は見当たりません。さびしいからでしょうか、新しいものが1対2体奉納されています。



 新しいものは本殿の両側に鎮座しています。白御影石に彫られています。肥前狛犬は戦国時代から江戸中期にかけてのものですから、御影石のものはありません。平成になってから造られ奉納されたものだそうです。昔の形を忠実に再現しているようです。

次回は佐賀市5です