2018年8月27日月曜日

148.小城市の肥前狛犬8

清浄院の肥前狛犬
 禅宗は臨済宗の清浄院は庭園の手入れも行き届いて、清々しい感じを受けました。庭園内に小型の肥前狛犬が3体見られましたが、ここでは盗難の心配はなかろうと思い寺院名を出すことにしました。

 本堂そばの自然石に乗せられた2基は1対2体と思われますが、最初からここにあったとは思われません。

 ア、ウンもはっきりしません。風化が進み、丸っこいかわいらしいものです。
 下段の庭園内には1基だけぽつんといますが、肥前狛犬の特徴をよく示しています。

 全体に苔が生えて数百年の時代を偲ばれます。
 また、敷地内には、六地蔵塔も合計3基ありました。

 これらの六地蔵塔は佐賀型の典型的な型です。地蔵の顔に黄色の色が塗られているのはこのあたりでも、民間信仰が何かあるのでしょう。
 狛犬や六地蔵があるということは、昔は神仏混淆だったのでしょう。明治の廃仏毀釈でつぶされることもなく、お寺だけは残ったのでしょう。

次回は小城市の肥前狛犬9です






2018年8月20日月曜日

147.小城市の肥前狛犬7

養父佐天満宮

 
 写真の階段は中段から上の部分です。鳥居から見上げたらずいぶん高く見えます。お年寄りの集団みたいな一行ですから、下で待っているという人もいましたが、私は写真を撮らないことにはここまで来た甲斐がありませんので、ゆっくりと登り何とか写真を撮りました。1対2体です。
 
 
 屋外にあるので、摩耗がひどく苔もついて、表情はほとんど分かりませんでした。
 
 次の所へ行こうと移動していたら、民家の庭先に1体だけの肥前狛犬を見つけました。代表が、この家の人に了解を取ろうとしたけど、けんもほろろに断られました。私はその前に2枚だけ写真を撮っていました。
 
 
 庭先に小屋を作り、お地蔵さんと肥前狛犬が並んでいます。もともとはどこにあったのでしょうか、よく吠える犬がそばで見張りのように人を近づけないように大きな吠え声を上げていました。
 
次回は清浄院です
 
 
 
 
 
 
 
 
 


2018年8月13日月曜日

146.小城市の肥前狛犬6

黒原公民館
 ここは公民館の室内に1対2体の肥前狛犬がいますが、どこか近くの祠跡から持ってきたものでしょう。




 佐賀県にはお宮と公民館が同じところにあるのは珍しくありません。お宮がなくなって、公民館だけが建てられたのかも知れません。
 2体とも同じような姿をして、何となくうつむき加減で気の弱そうな感じがします。昔は、屋外に雨ざらし日ざらしだったのでしょう。摩耗がひどく表情は良く分かりません。

次回は小城市の肥前狛犬7です
 








2018年8月6日月曜日

145.小城市の肥前狛犬5

小城市の肥前狛犬5 
 「肥前狛犬を学ぶ会」の総会の後、今回は小城市の西部地区の肥前狛犬を見学、写真撮りに行きました。小城市の場合は以前に4か所の肥前狛犬を紹介していましたので、今回は5からになります。残念ながら不用心な所ですから場所を特定できないようにします



 
 1対2体です。現在は屋根の中にありますが、以前は雨ざらし、日ざらしのためにずいぶん傷んでいて、かわいそうですが、今後は大丈夫でしょう。

次回は小城市の肥前狛犬6です