2017年1月30日月曜日

66.佐賀県 砥川2

砥川の肥前狛犬2
 さすが石工の里、ミカン畑の中にも肥前狛犬がありました。






 石の祠があり、両側に2対4体の肥前狛犬です。1対のものは、左右で大きさにかなりの差がありますので、もともと1対ではなく、後から集められたのかも知れません。屋外の雨ざらしですが、それほど傷みはひどくありません。

次回は砥川3です



2017年1月23日月曜日

65.佐賀県の肥前狛犬 砥川1

砥川の肥前狛犬1
 佐賀県小城市砥川町は肥前石工の里として町おこしに力を入れています。肥前鳥居や六地蔵塔を調べている時から何度も訪ねていました。今回、肥前狛犬の独特で、かわいらしい石像を見てから、じっくり調べてみようと思いました。
 現在は小城市牛津町砥川となっていますが、江戸時代には、多久領だったそうです。砥川の集落から細い道を登っていくと、昔、石を採掘していた石山跡があり、多少整備されてはいますが、最近は訪れる人もなく、かなり荒れているように感じました。ここの石は安山岩だそうです。
 秀吉の朝鮮出兵の折、呼子に名護屋城を築いた時には、全国から石工も集められたといわれていますが、その頃から「砥川石工」の名前は出てきます。その中でも江戸時代初期の平川与四右衛門(ひらかわ よしえもん)は有名で、その子孫は平川石材店として現在も続いています。
 やはりここでも神社名は出せないのが残念です。最初に出会ったのは何気なく、広場の隅の方のころがっている感じですが、案内のN氏の話では、作りかけの未完成品だそうです。

 ここにはたくさんの肥前狛犬がありますので、数体まとめて写真に撮ったものもあります。





 欠損したものもありますが、肥前狛犬に間違いありません。





 さすが、石工の里、雑然とありましたが、境内の周りには、合計18体のかわいらしい肥前狛犬がありました。盗難のことが心配になりました。

次回は砥川2です



2017年1月16日月曜日

64.佐賀県の肥前狛犬 多久5

多久5
 ここの肥前狛犬は、お寺の近くの石の祠の両側に1対2体ありますが、祠の中には石仏らしいものがあり、神様とは思えません。神仏混淆の名残でしょう。



 ずっと屋外にあったのでしょう。かなり摩滅、風化が見られます。台の石には、コンクリートで固められてはいますが、そのコンクリートもかなり劣化して狛犬は確保されていないようです。

次回は砥川の肥前狛犬です





2017年1月9日月曜日

63.佐賀県の肥前狛犬 多久4

多久4
 この神社には、肥前鳥居もありました。肥前狛犬は2対4体ありますが、1対を1枚の写真では撮れませんので、4枚にします。




 4体ともに屋外にあるのに、それほど傷んではいないようでした。

次回は多久5です




2017年1月2日月曜日

62.佐賀県の肥前狛犬 多久3

多久3 
 お寺にも肥前狛犬が1対2体ありました。石の祠の両側に乗っていますが、あたりには、石仏などもあり後世に寄せ集められたものではないでしょうか。

 

 横から見たら、石材が円を1/4にしたものと分かり易いので示します。

次回は多久4です