2019年5月13日月曜日

185.西光密寺の薩摩塔

西光密寺の薩摩塔(武雄市)

 新日本百名山に佐賀県でただ一つ指名された、低山ではあるが、名山と言われる黒髪山の天童岩直下にある西光密寺(さいこうみつじ)跡にも数少ない薩摩塔が残っていました。




 西光密寺は現在廃寺になっていますが、神仏混淆の頃は立派というか修験寺としてそれなりに活躍していたと思われます。薩摩塔もかなりに数のものを見てきましたが、ここのものは六角塔で、かなりよく残っている方です。13世紀後半の中国製のものでしょうが、ひび割れはあまり見かけられません。ただ台座に固定するために最近になって、コンクリートで補修されたところが生々しいものです。この回りには、古い石仏などもいろいろあります。

次回は大岳神社の狛犬です























2019年5月6日月曜日

184.黒髪神社の肥前狛犬

黒髪神社(武雄市)

 この黒髪神社は上宮は黒髪山頂上付近にあります。黒髪山には何度も登りましたが、石の文化を調べ始めてから、肥前鳥居、肥前狛犬、薩摩塔などを調べて写真を撮るためそのつど出かけるようになりました。
 今回肥前狛犬の写真を撮るために、永渕さんが宮司さんに前もって連絡をしていたので、狛犬以外のお話も伺うこともできました。
 

  肥前狛犬は神殿内に置かれていたので、神殿内に入るに際して、お祓いをしてから入らねばなりませんでした。



  右側がア像、左がウン像です。江戸時代のもので300年以上は経っているはずなのに、新品みたいな感じでした。大きさも他のものに比べたらかなり大きく、堂々としたものです。銘が入っていないのが残念ですが、奉納者はこの地の豪族・支配者階級と思われます。奉納されてからずっと神殿内に大切に過ごしていて、全く無傷の肥前狛犬というのも珍しいものです。

次回は西光密寺の薩摩塔です 







2019年4月29日月曜日

183.肥前狛犬の再会

多久市郷土資料館で肥前狛犬「つがい」の再会

 肥前狛犬は本来1対2体を基本に神社や集落の祠に奉納されたものでしょう。小型で、愛嬌があり、江戸時代のものということもあり、骨董価値が出てきて盗まれ、古物商の売買の対象になることも出てきました。
 今回(2018.2.25)、肥前狛犬を学ぶ会の例会に合わせて、別々に保存されているものが、多久市郷土資料館でめでたく再会を果たしました。

 右側の少し大きいア像が、明治大学の川野明正教授が、肥前狛犬を学ぶ会の永渕秀治さんから「小城市内の店に肥前狛犬が1体売られていた」という話を聞いて、古物商から遺失を防ぐためと教材として、研究費で購入したものです。

 少し小さいウン像は福岡市の夫婦が十数年前に佐賀市の古物商から購入したものを昨年多久市郷土史料館へ寄贈した1体です。本来小城市で造られたので、小城市で保存しています。

 実物を並べてみたら、これは一対に違いないと感じました。肥前狛犬は江戸時代の石工が手彫りしたものですから2つと同じものがないのも特徴です。この日見た人は間違いなしと感心しました。
 見学会の後は、ア君は東京の明治大学の研究室へ、ウン君は小城市の収蔵庫へ(現在展示スペースがないそうです)と別々の家路をたどりました。たった1日の逢瀬でしたが、はたして次の再会はいつになることでしょうか。

次回は黒髪神社の肥前狛犬です





2019年4月22日月曜日

182.北多久の肥前狛犬4

中尾神社



 ここの肥前狛犬は、1対2体共にダックスフントみたいに短足胴長です。しかも砂岩に彫られています。そして、ア・ウンの区別が珍しくはっきりしています。右側のア君は口を開けているのが良く分かります。

次回は肥前狛犬の再会です















2019年4月15日月曜日

181.北多久の肥前狛犬3

松ヶ浦厳島神社




  小型のア・ウン1対2体ですが、大きい方がア像と思われ、小さい方がウン像と思われます。ウン像の足の部分が少し欠けていて、自力ではまっすぐ立てずに残念です。

次回も北多久の肥前狛犬です



2019年4月8日月曜日

180.北多久の肥前狛犬2

宝林寺観音堂
 ここはお堂の中に入っているので、多分大丈夫と思うので紹介します。





  お寺の片隅のお堂ですから、江戸時代には神仏混淆で、狛犬はお宮に奉納されたものでしょう。
 1対2体の肥前狛犬ですが、ア・ウンの区別が判然としません。お堂内は薄暗く写真も表情まではっきり出せませんでした。

次回も北多久の肥前狛犬です




2019年4月1日月曜日

179.北多久の肥前狛犬1

北多久の肥前狛犬1




 
   肥前狛犬を学ぶ会の見学会当日は、雨模様の天候でしたが、大勢の人が集まりました。山の中のこの場所はイノシシのヌタ場のようでしたが、大勢の人が歩き回り、さらにヌタ場は大きくなったようです。
 屋外にある小型の可愛いものです。これは盗み出される可能性が高い所です。詳しいことを書くのはやめておきます。
 
次回は北多久肥前狛犬2です