2018年10月1日月曜日

153.糸島市の肥前狛犬2

十六天神社(糸島市二丈武)
 この神社がある二丈武(たけ)の場所は、江戸時代中津藩(大分県)の飛び地として、代官屋敷があったところでした。福岡黒田藩内にあったのです。記録によると秀吉の時代に遡るようです。江戸時代には、飛び地があちこちにあり、対馬の飛び地は前から聞かされていました。


(1)神殿北側の狛犬

 これは完全な肥前狛犬の様式です。

(2)神殿南側の狛犬

 これは肥前狛犬ではありませんね。ただ、前足と後ろ足が繋がっているところは肥前狛犬みたいですが、時代的にも新しいものでしょう。1対とは思われません。
 
 ここに車で着いた時、駐車する場所がなかったので、大きな農家の庭先に停めさせてもらいました。写真を撮り終えて、挨拶に行きましたら、作業小屋のなかに4人分の椅子が用意されていて、お茶とお菓子のご接待を受けたのには驚きました。現在住んでおられるのは池田さんです。代官とはかかわりはないとのことでしたが、広い敷地内の庭の手入れも良く、裕福な農家の印象でした。福岡市の近郊の農家は郊外野菜の栽培が盛んです。帰りには、それぞれにキャベツを2個づつもらいました。お世話になりありがとうございました。

次回は糸島市の肥前狛犬3です








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