3.松山神社(松浦市志佐町)
この神社には、今まで何度も来ていました。最初は、鎮信鳥居(肥前鳥居の旧平戸藩内のもの)を見つけていた時、鳥居は古いものでしたが、明神型でした。六地蔵塔もあり、それを探していた時も来たし、松浦市の郷土史家に記念碑の拓本採りを依頼された時も来ていました、しかし、大きな普通の狛犬があることは知っていましたが、肥前狛犬は佐賀の人に指摘されるまでは全く知らずに、素通りしていたのです。
右側にいるのが阿形で、少しですが口が開いています。古い鳥居のそばです。
左側が吽形で、口を閉じています。
30センチほどの小さなものです。どちらも足をセメントで台座に固定されています。これでは行方不明になることはないでしょう。どのようないきさつで、この肥前狛犬がこの神社にいるのか、不明です。松浦市の文化財に指定されることもなく、郷土史家も知らないのではないでしょうか。石は砂岩ではなく安山岩みたいです。そうすると、小城牛津・砥川の石工が造った可能性もあります。江戸初期ではなく、かなり整った形をしているので、江戸中期頃ではないでしょうか。
次回は平戸の肥前狛犬です
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