2016年3月21日月曜日

21.亀扶(1/5)一六神社

亀扶(きふ)とは 
 記念碑や石塔を建てるとき、台石に亀の形に刻んだものがたまにあります。長崎県北一帯で、5基見つけたので紹介します。

一六(いちろく)神社の亀扶(平戸市田平町) 

 写真をよく見てください。自然石の台座の上にかわいらしい亀の恰好をした石があり、その上に牡蠣殻が付いた手洗水鉢らしいものが載っています。本来このようなものだったのかはなはだ疑問を感じます。

 一六神社の鳥居のすぐ横にあります。はじめは何かの記念碑の台座だったのかも知れません。一六海岸は漁村の集落ですから、海岸にちょうど良い石があったので、手洗水鉢にちょうどいいと載せたのかも知れません。

一六海岸の思い出
 小学生の頃、江迎町にいて、学校から海水浴に何度か行きました。砂浜があり広くはないけど、小学生には手ごろなところでした。子供が生まれて海水浴に連れて行ったこともありましたが、盆過ぎだったので、他の客はいなくて、プライベートビーチを貸し切った感じでした。シャワーの設備もなく、集落の民家の井戸水を使わせてもらいましたが、あまりにもその水が冷たくて、足元に少し掛けただけでした。

 この海岸に行くには、昔、国鉄松浦線の時は、田平駅で降りて歩いて行っていました。現在、第3セクターの松浦鉄道になり、ディーゼルカーが走るようになり、駅が増設されました。現在の駅名は「東田平」です。「一六」とすれば良いのにと思います。最近もこの海岸が海水浴客で賑わっているという話は聞きません。

次回は佐世保市相浦の心月寺跡の亀扶です

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