風浪宮(ふうろぐう)の肥前狛犬
この神社は筑紫三郎こと築後川のそばにある古くて由緒のある神社です。神社の横には昔、船着き場があったそうです。海外からやってきたやって来た船の積み荷をここで、川船に積み替えて筑後川をさかのぼり、交易をしていた中継地だったそうです。肥前狛犬は小さいものですが、1対2体あり、宮司さんが屋敷内に大切に保管されています。前もって連絡をしていたので、広間に持ってきて写真を撮らせてもらいました。
宋風獅子
13世紀ころには、この付近に中国人の商人が住んでいたのでしょう。海外からの貿易船が大川の波止場には横付けされていたのでしょう。
平戸で見た宋風獅子とは見た目は小さくて、2匹の小獅子がふざけあっているようですが、石としては、中国の梅園石ようにも見えました。鹿児島大学の先生の鑑定はまだやっていないそうです。桐の箱に入れられて大事に保管されています。薩摩塔がないということは、宋風獅子のミニチュアを神社に奉納されたのではないでしょうか。
石造り五重塔
この五重塔には、正平10年(1355)記年銘があるというのですから古いものです。一体物ではなく各層ごとのものを重ねてあるそうです。神社としては珍しく裕福そうなところでした。
次回は佐賀市福富1031番地の恵比寿さん
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