2018年5月14日月曜日

133.大川市の肥前狛犬他

風浪宮(ふうろぐう)の肥前狛犬
 この神社は筑紫三郎こと築後川のそばにある古くて由緒のある神社です。神社の横には昔、船着き場があったそうです。海外からやってきたやって来た船の積み荷をここで、川船に積み替えて筑後川をさかのぼり、交易をしていた中継地だったそうです。肥前狛犬は小さいものですが、1対2体あり、宮司さんが屋敷内に大切に保管されています。前もって連絡をしていたので、広間に持ってきて写真を撮らせてもらいました。


宋風獅子
 13世紀ころには、この付近に中国人の商人が住んでいたのでしょう。海外からの貿易船が大川の波止場には横付けされていたのでしょう。

 平戸で見た宋風獅子とは見た目は小さくて、2匹の小獅子がふざけあっているようですが、石としては、中国の梅園石ようにも見えました。鹿児島大学の先生の鑑定はまだやっていないそうです。桐の箱に入れられて大事に保管されています。薩摩塔がないということは、宋風獅子のミニチュアを神社に奉納されたのではないでしょうか。

石造り五重塔


 この五重塔には、正平10年(1355)記年銘があるというのですから古いものです。一体物ではなく各層ごとのものを重ねてあるそうです。神社としては珍しく裕福そうなところでした。

次回は佐賀市福富1031番地の恵比寿さん







2018年5月7日月曜日

132.佐賀市の肥前狛犬9

八幡神社(佐賀市見島町)の肥前狛犬
 この神社名も出せそうです。1対2体です。




 前足を大きく広げて踏ん張っている姿は肥前狛犬としては珍しいものです。長い年月の経過でかなり風化が進んでいます。ア君の口元も割れ、右足は2か所も折れています。

 次回は大川市の風浪宮の肥前鳥居と宋風獅子です









2018年4月30日月曜日

131.佐賀市の肥前狛犬8

八坂神社(佐賀市蓮池町)
 この神社の肥前狛犬も大きくて堂々としていて、しかも、狛犬奉納の記銘もありもあります。背中には延宝7年(1679)12月と今もなんとか読むことができます。ア・ウン1対2体です。




 肥前狛犬には台座がないといわれていますが、この2体には、台座らしいものがあります。しかし、1679年ということは、まさしく肥前狛犬のもっとも盛んがった頃です。前足と後ろ足が、繋がっていると思えばいいのです。
 他の肥前狛犬に比べると、表面の仕上げが非常に滑らかにできています。文字を刻むためにそうなったのではないでしょうか。

次回は佐賀市見島の八幡宮です









2018年4月23日月曜日

130.佐賀市の肥前狛犬7

太田神社の肥前狛犬(佐賀市諸富町)
 この神社の肥前狛犬は大きくて堂々としていて、盗まれる危険性はないので神社名を記します。




 ア・ウンの像がはっきり分かります。太り気味で、犬というよりはカバといった方がぴったりしそうです。

次回は佐賀市8です




2018年4月16日月曜日

129.佐賀市の肥前狛犬6

新北(にきた)神社(佐賀市諸富町)
 この神社には神主さんも常駐しておられ、肥前狛犬も大切に保存されています。樹齢2200年というご神木「ビャクシン」が龍の形をしています。

 この神社には、頭が取れたのも含めると、6体の肥前狛犬がありました。「肥前狛犬を学ぶ会」の現地見学会で60人ばかりの人たちと一緒に行き、写真を撮ってきました。

 見学者のためにわざわざ広場まで1対2体は出していただきました。上の写真では胴長短足のダックスフンドを思わせますが、前足を載せている台をはずして、真横にしても安定感はありそうです。

 こちらは前足が折れてなくなっているためか、手水鉢に立てかけてありました。

 これは神主さんの自宅の庭に置いてあります。

  これも台車に乗せられて広場まで連れてこられて、みんなの写真の的になりました。

 境内の隅にあるこれも、頭はないけど間違いなく肥前狛犬でしょう。


 この神社には、肥前鳥居もあります。


次回は佐賀市7(太田神社)です





2018年4月9日月曜日

128.佐賀市の肥前狛犬5

八幡宮(佐賀市嘉瀬町)
 ここは盗まれる心配がないので、神社名を公表できます。しかも、非常に変わった様子です。

 石祠の台座の前面左右に彫りこまれています。このようなものは初めて見ましたが、他では見られないそうです。それぞれを拡大すると、


 写真の写りが悪いのでわかりにくいですが、肥前狛犬の特徴をそっくり備えています。

次回は新北神社の肥前狛犬です




2018年4月2日月曜日

127.佐賀市の肥前狛犬4

佐賀市4
 ここも神社名を伏せます。肥前狛犬は1体だけです。


  
 かなり古いものですが、台座だけは新しい御影石に取り換えられています。ン像と思われます、古い由緒ある神社ですから、ア像もあったはずですが、現在は見当たりません。さびしいからでしょうか、新しいものが1対2体奉納されています。



 新しいものは本殿の両側に鎮座しています。白御影石に彫られています。肥前狛犬は戦国時代から江戸中期にかけてのものですから、御影石のものはありません。平成になってから造られ奉納されたものだそうです。昔の形を忠実に再現しているようです。

次回は佐賀市5です