新日本百名山に佐賀県でただ一つ指名された、低山ではあるが、名山と言われる黒髪山の天童岩直下にある西光密寺(さいこうみつじ)跡にも数少ない薩摩塔が残っていました。
西光密寺は現在廃寺になっていますが、神仏混淆の頃は立派というか修験寺としてそれなりに活躍していたと思われます。薩摩塔もかなりに数のものを見てきましたが、ここのものは六角塔で、かなりよく残っている方です。13世紀後半の中国製のものでしょうが、ひび割れはあまり見かけられません。ただ台座に固定するために最近になって、コンクリートで補修されたところが生々しいものです。この回りには、古い石仏などもいろいろあります。
次回は大岳神社の狛犬です
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