神浦郷向地蔵堂の六地蔵塔
大きな木があるところにあったと、和尚さんに連れて行ってもらいました。神浦郷の向(むかい)地蔵堂で、宇久島新四国第20番札所と書かれています。
回りには他にもいろんな石仏が寄せ集められています。
ここの六地蔵さんは近くの住民から大切にされているようです。 もう一か所、郷土誌に記載されている『神浦郷 平利男の畑、享保16年(1731)の記銘名年あり』を探すために、神浦郵便局により、『平利男』さんのことを聞きましたが、年配の局長さんによると、この方の一家はずいぶん前に島を離れたそうです。親切な局長さんはあちこち親戚にあたる人の所へ電話をされて尋ねられましたが、今では、『平利男』さんの消息を知っている人もなく、畑も探すことは出来ませんでした。
和尚さんは宇久島のことは今では島で一番詳しいだろうとおっしゃって、帰り道で、石のアーチ橋へも寄りました。
夏草が繁っていてはっきりとは分かりにくいですが、確かにアーチの石が見えます。明治時代に建造されたものだそうです。現在はすぐ横に橋と道路が造られそこを通るので、全く利用はされていませんが、昔は本通りだったと思われます。
途中で、肥前型の鳥居を見た気がするとのことで、神社の鳥居も何か所も見ましたが、やはり、明神型のものばかりでした。
和尚さんの車で回ったので、狭い島の中はあっという間に済んでしまいました。和尚さんには本当にお世話になりました。予約していた民宿に入るのも早すぎるので、もしかして、肥前狛犬はなかろうかと一人自転車で主な神社を見て回りましたが、どこにも見つかりませんでした。
次回は小値賀島を巡ります
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